こんにちは、のぐ太です。
初めましての方はこちらからどうぞ
面白い話を聞きましたので、ご紹介します。
1ドルを投資したら
何が一番リターンが大きいのでしょうか。
株が最強
現金は最弱
次の図は、
「株式投資」(ジェレミー・シーゲル著)からの引用です。

1ドルを1802年に
- 株
- 債権
- 金
- ドル(現金)
に投資したら、2001年でのリターンはどの程度?
というものです。
結果は、
- 株 1ドル ⇒ 599,605ドル
- 債権 1ドル ⇒ (長期)952ドル (短期)304ドル
- 金 1ドル ⇒ 0.98ドル
- ドル(現金)1ドル ⇒ 0.07ドル
ドル(現金)
まず、ドル(現金)は
200年で、1ドルが0.07ドルになってしまいました。
グラフの中で一番下を這っている線です。
最もリターンが小さいです。
というかめちゃくちゃ損してます。
これはインフレが影響していると考えられます。
現代では、1ドルだと
ペットボトル1本くらいしか買えませんが、
1800年に1ドルあれば
ペットボトルが10本以上買えた感じです。
長期的に見たら、
現金は最弱の投資先だということがわかりますね。
金(きん)
金は、多少の増減があるにせよ、線がほぼ横ばいです。
つまり、
長期的に見れば価値は一定
と見て取れます。
投資先としては、最強にディフェンシブだとわかりますね。
債権
債権は、そこそこのリターンがありますね。
いい感じです。
株
一番上の、右肩上がりの線が株です。
最強ですね。
200年で50万倍になってます(笑)
この理由を個人的に解釈すると、
比較されている項目の中で、
唯一、人間の情熱が反映されるものだからだと、
理解してます。
起業家が、
自分の成功と、社会の発展を目指して、
情熱を傾けたものが企業活動であり、
それが価値の増大を生み出しているのです。
人間の持つ情熱が如何に大きいものか、
それが数字に現れていますね。
世界の富は日々増加しているわけですが、
その増加を支えるものが情熱であり、
それに歩調を合わせて株の価値が増加しているとも言えます。
企業活動によって富を生み出して、
それがまた新たな価値を生み出して、
という好循環に上手く乗っているのかなと思います。
一方で、世界に流通する現金の量も、
株の価値を上げて現金の価値を下げてる要因にもなっているかもしれません。
流通する現金が多くなれば、
インフレが発生するわけですからね。
現金が発行されると、
1ドルに込められた価値が薄まるのですから、
株の価値は上がって、
現金の価値は下がるわけです。
参考までに、
世界で流通している現金の増加を現したグラフを貼っておきます。

世界に流通する現金が右肩上がりなので、
金の価格は上がるし、
現金の価値は小さくなるんですよね。
最後に
やっぱり株が最強ということが
おわかりかと思います。
今回ご紹介したデータは、
マクロ的に経済を分析した内容になってます。
短期のトレードだとあまり意識しなくて大丈夫ですが、
自分の資産を長期的に考えた時の参考になるかと思います。
特に、僕が守りのお金と呼んでいるものを
どうやって守っていくか、
そのヒントになると思います。
守りのお金については以下の記事をご参照ください。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。