こんにちは、のぐ太です。
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今回は前回の続きで、グランビルの法則についてです。
⇒ 前回の記事はこちら
【グランビルの法則】急落の後の急上昇をとる
⇒ グランビルの法則の関連記事はこちら
グランビルの法則の正しい解釈(1回目)
グランビルの法則の正しい解釈(2回目)
Contents
グランビルの法則 おさらい
まずは復習です。
内容は前回と同じですが、今回の内容を説明する上で復習があるとわかりやすいので再掲です。
グランビルの法則は、買いの4段階、売りの4段階からなりました。つまり
買いの4段階
- 買いの第一段:短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けたので買う。ゴールデンクロス(GC)で買うとも表現できます。
- 買いの第二段:短期の移動平均線が長期の移動平均線を一旦割ったけどまた上抜けたので買う。深押しとも言います。
- 買いの第三段:短期の移動平均線が長期の移動平均線に接することなく上昇したので買う。
- 買いの第四段:短期の移動平均線が長期の移動平均線に対して下に離れすぎたので買う。急落の後の急上昇です。
売りの4段階
- 売りの第一段:短期の移動平均線が長期の移動平均線を割ったので買う。デッドクロス(DC)で売りとも表現できます。
- 売りの第二段:短期の移動平均線が長期の移動平均線を一旦上回ったけどまた割ったので売る。深戻しとも言います。
- 売りの第三段:短期の移動平均線が長期の移動平均線に接することなく下落したので売る。
- 売りの第四段:短期の移動平均線が長期の移動平均線に対して上に離れすぎたので売る。急騰の後の急落です。
です。
図にするとこんな感じ。

今回は、売りの第四段についてです。
売りの第四段は「最後の急伸」の直後の急落
「最後の急伸」という言葉は聞いたことあるでしょうか?
一般的な株用語ですが、株価がしばらく上昇し、上昇しきったと思ったところでさらに最後の急上昇をすることがあります。
これを「最後の急伸」と言います。
具体的なチャートは以下のような感じです。

上の図は3092 ZOZOの日足チャートです。
左側の端から5日線・20日線は上昇してます。
ずーっと上昇してます。
ずーっと上昇した後、そろそろ下げるかな?と思いきや再び急上昇してます。
これを「最後の急伸」と言います。
この後の下落を狙うのがグランビルの法則の売りの第四段です。
エントリーポイント
このパターンのエントリーポイントとしては2種類考えられます。
大陽線3本+上ヒゲ で売る
このパターンでは、株価がずーっと上昇した後なので、再上昇が長く続くことは少ないと考えます。
それにも関わらず、ありえないほど急上昇したときに売ります。
ありえないほどの上昇の目安としては、大陽線が3本出たらその後は下げると考えます。
しかも窓をあけていたり、長い上ヒゲがでていたりしたら信頼性が増します。
イメージとしては次の図です。

5日線割れで売る
5日線をベースに考えたらより安全かもしれません。
ただ、利幅が小さくなってしまうことが多いので、個人的には大陽線三本を基準にした方がしっくりきます。
乖離率は気にしない
このパターンも買いと同様、乖離率が気になると思います。
結論としては、乖離率は気にしません。
なぜなら、大陽線3本もあれば乖離率が大きいのは当然です。
また、ボラティリティの大きさは銘柄によりますので、乖離率〇〇%以上という一律の指標はうまく機能する場合もあればそうでない場合もあります。
それよりも、長い上ヒゲがでていたり、窓を開けていて明らかに異常な上昇をしている方が大事なポイントです。
一回では下げないことも多い
個人的に、このパターンをあまり狙わない理由としては、素直に一回でさげてくれないことが多いことが挙げられます。
例えば、次の図のように、
急上昇 ⇒ 一回5日線を割る ⇒ 再度陽線が出る ⇒ ダブルトップを作って本格下落
という流れになることが結構多いんです。

個人的には一回目の5日線割れはあまり信じず、ダブルトップを確認してエントリーします。
ただ、そのパターンは多くの場合、売りの第四段ではなく第一段にあたります。
最後に、、優先順位は高くない
今回はグランビルの法則の売りの第四段についてでした。
実は、買いの第四段と同じで、狙うべき優先順位としては実は第一段~第三段の方が高いです。
なので、余裕があればチャレンジしてみるくらいで、最初はそのような銘柄を見つけても観察していれば良いと思います^^
おまけ 日経平均の考察
今の日経平均のチャートに関してグランビルの法則的な考察をしてみました。
GW明け3日で一気に日経平均のチャートが変化しましたね。
- GW前 ⇒ この後上がりそう
- GW後 ⇒ 逆に下がるんじゃね!?
週足ベースで考えてますので、この後さらに5日連続で大陰線 ということはないでしょうが、向こう1か月の間にここ数日の急落を超えるような下落があるかもしれません。
考察の根拠としては、
- 20週線に着目すると、グランビルの法則の買いの第三段が弱くて下落したように見える(これから改めてグランビルの法則 買いの第三段をつくる可能性もあるので微妙なところですが)
- 60週線に着目すると、60週線ベースでのグランビルの法則売りの第三段を作ろうとしているように見える
という感じです。(下図)


まあ、予想はあくまで予想なので、その時その時のチャートに従ってトレードするだけなんですけどね☆
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